

賃貸物件を探し中の方「初期費用の項目に、仲介手数料があり、家賃の1ヶ月分を支払わなけければお部屋の契約ができない。仲介業務に手間がかかるのはなんとなくわかるけど、初期費用を安く抑えるためにも仲介手数料がかからない仕組みとかある?」
こんな質問に答えます。
☑今回のテーマ
インターネットサービス提供会社が提供している新しい賃貸住宅マッチングサービスの内容と、メリット・デメリットが理解できます。
はじめに
住み替えや独立で賃貸物件を探す場合、ポータルサイトや不動産会社に訪問して部屋探しを行うのが一般的です。そこでは入居者が1ヶ月分の仲介手数料を支払い、場合によっては家主(貸主)も広告料を支払ています。
入居者と家主の間には「仲介会社」と「管理会社」がいて、それぞれ仕事がありその仕事に対して費用がかかります。

- ポータルサイト等インターネット上に物件掲載
- 来店された入居者へ接客、内覧、契約業務
- 管理会社へ空室確認
- 管理会社へ条件交渉
対価として入居者へ仲介手数料の請求
- 仲介会社へ客付依頼、情報提供
- 物件の空室対策(設備の更新や新規の導入)
- 家主へ条件交渉
対価として仲介業者へ仲介手数料の50%、もしくは家主へ広告料の請求
このような不動産仲介の一般的な仕組みを不便に感じる方もおり、近年新しい選択肢として、部屋探しをする人のニーズに合わせた新しいマッチングサイトが続々と出来ています。どんな人にどんなサービスが適しているか、見ていきましょう。
どんなサービスがあるの?

| サービス名 | 提供開始日 | 仲介手数料0円の仕組み | 特徴 |
| ウチコミ! | 2013年 | 家主と入居者を直接マッチング | オーナーがサイトに直接物件情報をUPし、入居者から問い合わせに直接対応する。内見から成約(契約業務)は不動産エージェントが行う。成約後、オーナーが不動産エージェントへ家賃1ヶ月分の仲介手数料と消費税を支払うことにより入居者の仲介手数料の支払い0円を実現している。 |
| スマプラ | 2021年 | 家主と入居者を直接マッチング | 家主と入居者を直接マッチングして仲介業者が全く介在しない仕組み。内覧は入居者が単独で行い、申込は家賃保証会社と提携してペーパーレスで行い対面の必要がない。 |
| ALICE | 2022年 | 自主管理家主と入居者を直接マッチング | 家主と入居者を直接マッチングして仲介業者が全く介在しない仕組み。さらに、敷金・礼金・更新料0円物件に絞っていることが特徴。 |
| airdoor | 2022年 | 管理会社と入居者をマッチング | 成約済みの部屋がサイト上に残っていたり、おとり広告などの課題解決のため、管理会社が直接掲載することでタイムラグなく最新の情報にアクセスできる。入居者が支払う仲介手数料は0円から2.2万円。 |
| タダスム | 2021年 | 入居者が物件情報を仲介会社に持込む | 入居者が気になった物件を絞り込んで問合せすることで、入居者が支払う仲介手数料は0円から3.3万円になる。高額な賃料の物件での需要増。 |
※サービス名にリンク先があります。
※今後サービス内容の変化、廃止の可能性があります。
メリット・デメリット

- 仲介手数料の支払いが無い、もしくは納得できる金額
- スマホ一つで部屋探しができる
- オーナーや管理会社など直接問い合わせができるので交渉などが容易になる
- 部屋探しにおける過程の透明化がなされる
- 部屋探しの選択肢が増えている
- 物件掲載数がまだ少ない
- 新しくサービスが生まれたばかりでサービス内容が変わる可能性がある
部屋探しの過程を透明化して、納得感のある契約ができるように選択肢が増えてきましたが、今後の利用者数や物件掲載数などが増えてこないとサービスの維持が難しくなる可能性があります。
おわりに

今はスマホがあれば一時情報に簡単にアクセスできます。また、掲載されている情報も写真が多く、3Dや360°カメラで撮影した内部の写真などが確認できて大変便利になりました。
こうした中、家主と直接交渉もできるようになり、中間業者を挟まない分初期費用がかなり抑えることができるようになってきたことがわかります。
ただ、サービスが始まったばかりで今後見えてないネックの部分が表面化してくる可能性もあります。
従来のサービスの良さは、契約までスムーズに運ぶ「安心感」があります。仲介会社、管理会社は入居者が仲介手数料を支払う意味のある仕事(サービスの提供)を心がける必要が出てくるでしょう。
入居者が自分に合ったサービスを見極めて、選択できるようになったことは喜ばしい事です。今後の動向には注目していきたいところです。



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