修繕したのに次の入居がなかなか決まらない!こんな場合の原因とポイントを解説します。

不動産投資
大家さん
大家さん

退去があったので、そのあと原状回復工事をして募集開始したけどなかなか次の入居が決まらない。なんでかな?

こんな質問に答えます。

今回のテーマ

  • リフォームには手順がある
  • 考え始める時期と工事内容が重要 
  • 費用対効果を考える

退去した後の部屋を、次借りてくれる方に向けてきれいに仕上げていきますよね。せっかくきれいに仕上げた部屋なのに入居が決まらなければ残念で仕方ありません。

今回は退去後の修繕のポイントと題して解説していきます。

リホームには手順がある

リホームとは、「悪くなったところを基の状態に戻す」工事と定義しています。ベースとして、どんな方でも清潔感を感じることのできる部屋で無いと契約まで行くことが難しいです。

そこで人間が清潔感を感じるポイントを基準にリホームの手順を考えます。

  1. 壁、サッシ
  2. 天井
  3. 水廻りのステンレス部分

1~3は、お部屋に来た時に印象を決める大事なポイントとなります。なぜなら、占める面積が大きいのでそれだけ与える印象の影響が大きいのです。

原状回復のリホームでダメなパターンは・・・

クロスが悪くなった一面のみ張替した

量産品クロスの白といっても、種類は様々です。内覧に行くと継ぎはぎの部屋を見ますが実際かなり目立ちます。

クロスを張り替えるなら、壁と天井で分けて張り替えるとクロスの違いが分からず違和感がありません。

そこでどうせ張り替えるなら量販クロスの中でもアクセント付けることができるので一面を変えると競合物件と差別化できます。

白い壁天井に茶色い床、これが賃貸物件のスタンダードですので、同じクロスの価格で色で差別化できるならやらない手はありません。

次にステンレスですが、これは輝きがもたらす清潔感が重要です。

写真はそもそもツーハンドル混合水栓とサーモスタット混合水栓の写真で機能が違いますが、ポイントは「ピカッと光って新しげ」です。

賃貸でも売買でも水廻りの印象は大切です。この印象に大きな影響を与えるのがシルバーの部分です。こうしたところがしっかり更新・美創されている物件は間違いありません。

考え始める時期と工事内容が重要

退去後リホームを行うにあたって、計画を立て始めるのは「退去連絡があった日」からです。

原状回復のリホームでダメなパターンは・・・

退去立ち合いしてから工事内容を決める

だめな理由は・・・

  • 行き当たりばったりのアイデアになりやすい
  • 業者さん、部材等の手配が遅れやすく、入居可能日が伸びる
  • 履歴の蓄積ができない
  • 競合物件との比較検討の時間がとれない

退去の連絡があった後、オーナーのあなたは管理会社任せにしていませんか?

その管理会社が上記の項目を熟知しているなら問題ありません。その物件のターゲットに訴求する設備価格帯を理解し、あなたの物件を競合物件より選ばれやすくし、今後のためにリフォーム履歴が蓄積されている状態なら、あなたの物件は空室率90%以上で稼働しているはずです。

理想の流れ
  1. 退去連絡を受けたらその部屋の状態が契約時どうだったか以前の請求書や写真で確認する
  2. 今、自分の物件の競合の家賃価格帯、設備、プロモーションを確認して劣らないように計画する
  3. 入居年数を勘案して設備の更新を検討する
  4. プロモーションで負けないように競合物件にはないアクセントをつける
  5. 業者さんの手配をして退去・部屋の引き渡しが終わればすぐに工事に入れるように手配する
  6. イレギュラーに対応して工期の短縮に努める

費用対効果を考える

同じ費用がかかるなら収益に直結するような事がいいですね。

  • 賃料の下落を防ぎ
  • 早期に入居してもらえて
  • 長く住んでもらえる

こうした条件に当てはまるような事を工事に盛り込むようにしましょう。

参考までにどんな設備が求められているか、全国賃貸住宅新聞が行った2020人気設備ランキング発表を参考にします。

これが無ければ入居が決まらないランキング

単身者向け

1位 室内洗濯機置き場 (→)

2位 TVモニター付きインターフォン (→)

3位 インターネット無料 (→)

4位 独立洗面台 (→)

5位 洗浄機能付き便座 (→)

6位 備え付け照明 (→)

6位 エントランスのオートロック (→)

8位 宅配ボックス (→)

9位 ガスコンロ(二口・三口) (↑)

10位 浴室換気乾燥機 (↑)

11位 暖房便座 (↓)

12位 エレベーター (→)

13位 システムキッチン (↑)

14位 室内洗濯物干し (↓)

15位 防犯カメラ (↑)

ファミリー向け

1位 室内洗濯機置き場 (→)

2位 独立洗面台 (→)

3位 追い焚き機能 (→)

4位 TVモニター付きインターフォン (→)

5位 洗浄機能付き便座 (→)

6位 インターネット無料 (→)

7位 システムキッチン (→)

8位 ガスコンロ(二口・三口) (→)

9位 エントランスのオートロック (→)

10位 備え付け照明 (↑)

11位 宅配ボックス (↑)

12位 エレベーター (↓)

13位 浴室換気乾燥機 (↑)

14位 ウォークインクローゼット (↑)

15位 BS・CSアンテナ (↓)

カッコ内の矢印は昨年のアンケート結果からの比較です。

アンケート結果上位は昨年に引き続き変わっていません。もしまだ付いていない設備があれば優先的に付けたいですね。

おわりに

新築物件は当初10年は入退去があってもハウスクリーニングだけで行い、貸し出しても借り手がつくことが多いと思います。

物件自体が設備の条件がライバル物件より良く、築浅であるためです。

賃貸経営は10年では終わらないので、常にアンテナを張って何が求められているのか探っていく必要があります。

不動産は個別性が強いので、最適解を自分たちで導き出す必要があります。そのために力を貸してくれるのが投資家仲間や管理会社になるのではないでしょうか。

疑問や質問があればご相談ください。

ありがとうございました。

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