
空室が心配な大家さん『2024年繁忙期に向けて、自分の物件の設備を見直したい。選ばれる物件にするためには何を気を付けておけばいいのかな?』
こんな質問に答えます。
☑今回のテーマ
今回の記事で賃貸住宅設備のトレンド、費用対効果のイメージがつかめます。
この記事は約5分で読めます。
はじめに
賃貸物件のオーナーとして、空室対策と費用対効果の重要性を感じている方も多いことで多いことでしょう。2023年全国賃貸住宅新聞が発表した「入居者に人気の設備ランキング」を参考にしながら、空室対策や新築物件と既存物件の対策の違い、そしてそれらの対策の費用対効果について考えてみましょう。

2023年設備ランキング

空室対策として最も効果的なのは、入居者が魅力を感じる設備を整えることです。2023年入居者に人気の設備ランキングでは、単身向け・ファミリー向けに集計がおこなわれ、ランキングにあるこれらの設備は入居者にとって利便性や安全性を高めるものであり、物件の魅力をアップさせる効果があります。特に、インターネット無料・高速インターネット回線は、現代の生活に欠かせないものとなっており、入居者にとっては必須条件となっています。

新築物件と既存物件の対策の違い
新築物件と既存物件では、空室対策の方法にも違いがあります。新築物件の場合、設備の導入が比較的容易であり、空室対策においても最新の設備を導入することができます。一方、既存物件ではリフォームや改修が必要となる場合もありますが、それでも魅力的な設備を導入することで入居者の興味を引くことができます。
既存物件の場合、新築物件に勝つのではなく、同じ築年数・家賃帯の物件と比較して選ばれる物件になることが必要です。

費用対効果のケーススタディ
空室対策にかかる費用は物件の規模や状況によって異なりますが、設備の導入や改修にかかる費用は投資として考えるべきです。例えば、新築物件にエントランスのオートロックを導入する場合、初期費用・維持管理費がかりますが、入居率の向上によって収益が増える可能性もあります。
また、宅配ボックスの導入によって配達の利便性が向上すれば、入居者の満足度も高まり、長期的な収益につながるでしょう。
例えば、1LDK×10戸、家賃8万円(入居率90%)想定の物件に初期費用100万円のオートロックを設置し、家賃8万5千円(入居率93%)にした場合を見てみましょう。
| オートロック 無し | オートロック あり | |
| 家賃(年額) | 960万 | 1,020万 |
| 空室損(入居率90%) | 96万 | 102万 |
| 共用部電気代 | 12万 | 24万 |
| オートロックメンテナンス費 | 0円 | 12万円 |
| NOI(ネットオペレーションインカム) | 852万円 | 882万円 |
経費を引いたキャッシュフローで年間30万円の差が生まれました。
初期費用に100万円追加でかかったとしても、オートロック物件にして建物のグレード感の演出、防犯性の向上により戸当り賃料や入居率を上げれば利回り30%の投資だと言えます。
オートロックは建物規模により種類が変わります。
インターホンと連動し、消防設備と連動しているタイプは高額になります。鍵の種類も【鍵タイプ】、【暗証番号入力タイプ】、【指紋、顔認証タイプ】があり、被接触で開錠できるタイプがおすすめです。
まとめ
空室対策や費用対効果について考える際には、2023年入居者に人気の設備ランキングを参考にすることが有効的です。入居者が魅力を感じる設備を整えることで、空室率を下げることができるだけでなく、収益の増加にもつながります。
新築物件と既存物件では対策の方法に違いがありますが、魅力的な設備の導入によって入居者の興味を引くことができます。費用対効果を考える際には、入居者のニーズや物件の特徴に合わせた設備の導入を検討し、上位にランクインした設備を導入しながら、入居者に選ばれる物件を目指しましょう 。



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